病気の発症には遺伝子が影響していることがわかってきました。実際に病院の中でも、診断のために遺伝子の検査を行うことがあります。でも、遺伝子を調べるということは、家系全体を診断するという意味合いを含んでいるのです。また、遺伝情報は生涯変わらないので、一度調べてしまうと後戻りはできません。今述べた2つのことは遺伝子検査ならではの要素です。遺伝とか遺伝子とかいきなり言われても、普通の人ならびっくりします。  そこで、遺伝とか遺伝子の問題に直面した人が、自分や家族の遺伝学的状況を理解・適応し、納得したうえで、諸々の意思決定ができるような支援が必要になってきます。この役割を担うのが遺伝カウンセリングです。  遺伝カウンセリングを得意とする専門職には、臨床遺伝専門医と認定遺伝カウンセラーがあります。特に認定遺伝カウンセラーは日本で今、200人ちょっとしかいません。これから重要になってくる専門職です。ちょっとお得な話をすると、今なるとパイオニアになれますよ。だって200人しかいないのだから。ここでは遺伝カウンセリングの基本的なことについて一緒に勉強しましょう。

遺伝カウンセリング学入門編

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